礼文に咲く花々の多くは、サハリンやカムチャッカ、アリューシャン列島などを故郷とする北方系の植物。一般には高山帯でよく見られるそれらは、氷河によって運ばれ、氷河期が終っても生き残ったものといわれています。本州のアルプスや北海道の大雪山系でしか見られない花々を、登山をしなくても気軽に見られるのが、礼文の魅力。また、レブンアツモリソウやレブンコザクラ、レブンキンバイソウ、レブンウスユキソウなど、礼文島でしか見られない固有種の花が多いのも特徴です。そんな礼文ならではの固有種・希少種をピックアップしてご紹介します。